チェンソーマン1話の表紙に伏線が?ジャンプ連載開始時にラスボスがネタバレしている!

チェンソーマンの伏線を調査した画像 チェンソーマン

アニメ版がバズっている『チェンソーマン』の恒例企画。

チェンソーマン1話の表紙に伏線が?

ジャンプ連載開始時にラスボスがネタバレしている!

こちらのネタを調査していきたいと思います。

ジャンプで連載される、肉体的な戦いの強さと内面的な弱さ、プラスしてギャグセンスを併せ持つ主人公が敵とバトルする漫画は大概は大ヒットします。

『チェンソーマン』も見事ヒットしました。

ただ、『チェンソーマン』には多数の伏線が内包されています。

オバケさん
オバケさん

どこに伏線が仕込まれてるの?

そういえばあんなこと書いてたけど伏線回収されるの?

表紙が意味深だけど、これって伏線?

こういった疑問を今回は解決していきたいと思います。

ではいきましょう。!

チェンソーマン1話の表紙に伏線が?

『チェンソーマン』は『週刊少年ジャンプ』(集英社)2019年1号から連載開始された非常に人気の高い漫画です。

連載当初はストーリー全体がまだ見えていないのは当たり前で、些細な描写なんて見落としてしまうのなんてザラですよね!

オバケさん
オバケさん

そもそもそんな細かいのなんて、まだ手探りの段階だからでしょ?

なんてあなどってはいけません。

まさに連載開始の第一話が掲載された『週刊少年ジャンプ』の表紙に、もうすでに伏線が仕込まれているという物凄い始まり方をしてます。

※以下の章からネタバレが含まれます

ジャンプ連載開始時にラスボスがネタバレしている!

はい!

ラスボスがジャンプの表紙にいます。

第一部の佳境でマキマとデンジの壮絶な戦いが始まりますが、その中のワンシーンと連載当初の第一話が掲載されたジャンプの表紙が一致しています。

これは物語のラストでデンジがマキマにとどめを刺したシーンと全く同じ構図となっています。

この伏線がチェンソーマン最大の物凄い伏線と言えるでしょう。

連載中に「ここで1話の表紙を差し込もう!」という流れになったのか?連載前にマキマがラスボスと設定されていて、意図してワザと冒頭にネタバレシーンをぶっ込んだのか?

答えは製作陣にしかわからないですが、初めから決めていてぶっ込んだ方が濃厚です。

その理由は、『チェンソーマン』は伏線のオンパレードな漫画なんです。

オバケさん
オバケさん

“伏線の悪魔”なのか?藤本タツキは…

では次の章で、チェンソーマンの様々な伏線をまとめていきます。

2周目から面白い!チェンソーマンの伏線まとめ

この物語は、緻密な仕掛けとさまざまな伏線が張り巡らされた、非常に複雑でな構成で作られており、ハマると気がついたら何周も読んでしまっているような魅力(魔力?)があります。

では、ここからは”伏線の悪魔藤本タツキによる「チェンソーマン」の伏線として設定されてる代表的な数々のエピソードをご紹介していきます。

この辺を知ると「チェンソーマン」は2周目からが面白くなるとも言われている理由がわかります。

では順番にいきましょう。

伏線まとめ①姫野先輩のタバコ

姫の先輩とバディのアキはタバコで仲良くなり、未成年のアキのタバコを没収して「何かに寄りかかりたくなった時に渡す」と言ってずっともっていましたが、”幽霊の悪魔”の襲撃でアキを守るために「ゴーストに私の全部をあげる」と代償を支払った際に姫野は幽霊の悪魔に取り込まれてしまいます。

幽霊の悪魔と戦うことになったアキに、幽霊の悪魔が突然姫乃に募集されたタバコを返します。

そのタバコには「easy revenge!(気楽に復習を!)」という姫野のダイイングメッセージが書かれていた。

この瞬間、アキは冷静さを取り戻し、姫野先輩に聞いていた幽霊の悪魔の弱点を思い出し勝利します。

伏線まとめ②デンジとレゼを結ぶ花

レゼとデンジの物語(通称:レゼ編)は一本の映画にしても良いぐらい、丁寧に作り込まれているエピソードです。

そんなレゼと出会うきっかけは募金するともらえるです。

デンジは初めて出会ったレゼに、手品を使っておどけながら花を渡します。

実はレゼは敵国のスパイとしてデンジに近づいた“爆弾の悪魔”の心臓を持つ「ボム」でした。

そのためデンジが持つチェンソーの悪魔の心臓を手に入れようと大勢の人間を殺し、デンジの事も何度も死に至らしめましたが、最終的に自らデンジに教えてあげた“泳ぎ方”をかつようされ、海の中の戦いで敗北します。

その後、自分のことが大好きなデンジから「一緒に逃げねえ?」と提案されます。

レゼは一旦その提案を断り、1人で逃げることを選びましたが、逃げる道中でデンジに花を渡した募金を募る女性からレゼも花を渡されたことで、デンジと逃げることを決意します。

しかし、デンジが待つ喫茶店に到着する直前に、突如現れたマキマに討伐されてしまいます。

「モルモット」と呼ばれていたレゼが「支配の悪魔」に殺されてしまう構図は見事な演出でした。

最終的にレゼは、自分もデンジと同様に学校に通ったことがないことや、国のせいでおかしい人生を歩まされていたことを心の中で語りながら、デンジの背中を見つめたまま静かに亡くなります。

オバケさん
オバケさん

この甘酸っぱく悲しい恋模様のアニメ版が待ち遠しいです

伏線まとめ③魔人の変な名前

チェンソーマンに登場する魔人には、デンジ曰くそれぞれ”変な名前”がついていて、デンジも思わずツッコミを入れるくらいです。

当初、名前が分かっていたのは「パワー・ビーム・プリシン」の3名だけでしたが、物語の終盤で公安に所属する多くの魔人の名前が判明します。

デンジにバカみてぇと言われていた魔人の名前は伏線だったということになります。

実は公安に所属する悪魔や魔人は、すべてチェンソーマンの眷属だということをマキマによって明かされました。

その際に全ての魔人たちの名前が明らかになり、マキマは眷属たちと「信仰が異なる」と発言しています。

そんな眷属たちの名前は、全ての天使の階級から来ています。

眷属たちの名前
セラフィム
ビーム
ガルガリ
ドミニオン
ヴァーチェ
パワー
プリシン
エンジェル

そしてこれらの天使たちを統べる存在はもちろん神様

チェンソーマン第1話の副題は「犬とチェインソー」であり、この「犬 = DOG」とは「DOG = ポチタ」DOGを逆さまにすると「GOD(神」と考察することができます。

伏線まとめ④「死体だけは回収して」

コミックス7巻から始まる世界の刺客編。

マキマがプリシンに「できるだけ仲間の死体だけは回収して」と指示を出すシーンがあります。

こらは一見すると「殉職した仲間の死体だけは回収したい」という、心優しい上司のセリフのように見えます。

この発言は実は後の重大な伏線となっています。

物語の後半でマキマが「支配の悪魔」の姿になった際に、プリシンに死体を回収させていた真の理由が明らかになります。

支配の悪魔であるマキマは自体を支配することで生前契約していた悪魔の力を使えるという能力を持っています。

そのため、死んだ公安デビルハンターが契約していた悪魔を、自らは契約無しでノーリスクで使うために次第を回収させていたというわけです。

人情深い発言だと思っていたら、実は道具として使うためだけに死体を集めていたという事実にゾッとした読者も多いのではないでしょうか。

伏線まとめ⑤マキマの鼻

物語の序盤でデンジはマキマから「悪魔と人の両方の匂いがする、ポチタは君の中で生きている」と告げられます。

その際にマキマは「私は特別に鼻が利くんだ」とも発言していました。

このマキマのセリフは「デンジを元気付けるための優しい嘘」と解釈した方が多いでしょう。

しかし実は「マキマの鼻の良さ」はマキマの正体に関する重大な伏線でした。

実は「悪魔は人よりもずっと鼻がいい」という特性があったのです。

特別に鼻がきくマキマの真の姿は悪魔であるというヒントが、実は初登場時から明かされていたのです。

またこの鼻が効くという特性はマキマとデンジのラストバトルでも重要な要素となっています。

伏線まとめ⑥頻繁に描かれる小動物

チェンソーマンの作中には、カラスな猫などの小動物が数多く描かれています。

このさりげない描写は、まきまののうりょくに深く関係する伏線になっていました。

支配の悪魔であるマキマは「小動物の耳を借りて盗聴することができる」という能力を持っています。

つまり小動物が描かれているシーンは、マキマが全て盗聴して状況を把握していたことになります。

レゼの終盤では、デンジと「田舎のネズミと都会のネズミ」の話をしていたレゼに対して、その場にいなかったはずのマキマが「私も田舎のネズミが好き」と言い放つ場面がありますが、これはマキマが常にレゼを監視していたことを示しています。

そんなマキマの盗聴能力ですが、実は物語の開始時から発揮されています。

例えばデンジが公安で飼われることになった際の「朝食」の話がそれに当たります。

貧しい生活を送っていたデンジの望みを、そのまま言い当てたやりとりに驚いた読者も多いと思いますが、実はこれも能力を使っていたというわけです。

伏線まとめ⑦悪魔の力は恐怖で強くなる

チェンソーマンに登場する悪魔には「恐れられれば恐れられるほど強くなる」という変わった特性があります。

そのため生物が根源的に恐怖の感情を持つ「闇」の悪魔は、今まで死を経験したことがない最強の悪魔として描かれています。

また、戦闘の最中でも敵対する悪魔に恐怖を抱くと永遠の悪魔のようにパワーアップします。

岸辺が「頭のネジがぶっ飛んでるデビルハンターが最も強い」と語っていたのは、戦っている時に悪魔に恐怖を抱かず、むしろ自らを恐れさせることが可能となり、これによって「有利に戦える」という理由があったためです。

チェンソーの悪魔の心臓を持つ主人公デンジは、登場キャラクターたちの中でも最高に頭のネジがぶっ飛んでいます。

そのため敵対する悪魔や世間から恐怖を集めて、力を増して数多くの戦いに勝利しています。

闇の悪魔の肉片を取り込んだサンタクロースとの戦闘に勝てたのも、頭のネジがぶっ飛んだ行動で人形の悪魔に恐怖を抱かせたためです

この恐怖で強くなるという一風変わった設定が、チェンソーマンをより面白くします。

伏線まとめ⑧マキマの「嘘」

先ほど解説したように、悪魔は恐怖を集めれば集めるほど強くなるということは、逆説的に「恐怖させなければ悪魔は弱くなる」ことを示しています。

第32話でマキマが「4課が積極的に報道されれば今より動きやすくなって、より悪魔から人を救える」と岸辺に振り、逆に「嘘つき」と返されるシーンがあります。

岸辺の言う通りこのマキマの発言は嘘で、マキマがデンジたちの存在を世間に知らしめたかったのは、民衆のデンジやパワーへの共振を削いで、自分が来るべきデンジとの戦闘に勝利するための布石だったと考察できます。

その計画通りマキマは真の姿になったチェンソーマンとの戦いで「チェンソーマンは正義の味方」と言う報道をさせ、チェンソーマンに対する民衆の恐怖心を削ぐことで、その力の大幅な弱体化を成功させました。

報道を通して人々から感謝され、ヒーローのように扱われ始めたチェンソーマンは途端、それまでマキマに「勝てる気がしない」と言わせるほどの圧倒的な強さを、一瞬にして弱体化させました。

悪魔は恐怖で強くなるという設定は、このラストバトルのために序盤から用意された伏線だったと考察できます。

伏線まとめ⑨マキマの好きなタイプ

物語の第1話でデンジに好きなタイプを聞かれたマキマは「デンジくんみたいな人」と答えます。

当初は小悪魔的な魅力でデンジを振り回す演出かと思われましたが、実はこの発言の「みたいな」と言う部分がミソでした。

物語の終盤でマキマはデンジの心臓となった「チェンソーの悪魔」つまりポチタの大ファンだった、と言う設定が判明します。

つまりマキマは初めてデンジと出会った当初からデンジのことは一切眼中になく、チェンソーの悪魔のことしか見ていなかったということです。

この事実が判明した後もデンジは最後までマキマのことが好きでしたが、マキマが自分のことを一切見ていない事実を生かした作戦で、最終的にマキマを討伐することを成功させました。

マキマの本心を知ったデンジの横顔が、とても切ない一場面です。

伏線まとめ⑩ビームとデンジの顔が似ている

レゼ編でビームがデンジのバディになった際に、マキマが「ビームとデンジの顔が似ている」と発言する場面があります。

どう見ても全く似ていません。

実はこの発言は「マキマは人間の顔を覚えられない」と言う事実を示す伏線でした。

支配の悪魔であるマキマは人間一人一人の顔は全く覚えておらず、じぶんが「気になる人物」ですら匂いしか覚えていませんでした。

ちなみに「匂いで人を区別する」と言う設定は、まきまが収穫の鋭い犬好きと言う描写でも案に示されています。

つまりデンジとビームを似ていると発言していることから、デンジ自身は「気になる人物ですらなかった」と、考察できます。

デンジはこの特性を活かす事で最終的にマキマに勝利する事ができましたが、「自分のことをマキマが全く気にしていなかった」という悲しい事実に気づいたデンジは哀愁漂う表情を見せています。

ラスボスに勝利した主人公がここまで悲しい表情を見せる演出は、チェンソーマンが屈指の名作とされる所以でしょう。

伏線まとめ⑪アキ=銃の魔人

デンジの先輩である早川アキは最終的に銃の悪魔に殺され、その体を乗っ取られて銃の魔人になります。

家族の怨敵である銃の悪魔に体を乗っ取られ、挙げ句の果てに自分が家族のように思っているデンジとパワーを攻撃させられ、最終的にデンジにトドメを刺されると言う“最悪な死に方”をするアキ。

そんなアキの名前は自動小銃「AK-47」から由来しており、銃の魔人になるというアキの最期がキャラ作りの段階から決まっていたことはファンの間では有名です。

しかしこれ以外にもアキの最期を示唆する伏線があることは、あまり知られていません。

アキが銃の魔人になるという未来を示唆しているのがコミックス4巻の表紙です。

第4巻はアキが単独で表紙を飾っているのですが、ソロ背景がライフルのターゲットになっています。

これはアキが銃の悪魔に狙われていることを示しており、作者の藤本タツキ先生も表紙絵の秘密をのちに明かしていました。

伏線まとめ⑫マキマの涙

第5巻の39話「きっと泣く」という回で、マキマとデンジが1日中映画を見てデートした話があります。

このデートでマキマとデンジは映画の同じシーンで涙を流しました。

映画では家族と思しき2人の男性が抱擁しているシーンが描写されています。

どうきった内容の映画なのか詳しくは解説されていませんが、映画に登場する2人は「孤独」を抱えて生きています。

デンジはこれまで親が残した借金を背負い、ずっと人間扱いされずに生きてきました。

誰かに抱かれながら眠るのが夢だとポチタに語りながら眠っている描写もあります。

本人は「ポチタがいればそれで良かった」と話していますが、心の中では対等で温かい人との繋がりを欲してきました。

一方のマキマも支配の悪魔の力を用いて他者を一方的に支配するだけの関係しか結べず、家族のような対等な関係にずっと憧れていました。

また世界中からいのちをねらわれ、他の悪魔からも嫌われているため、その孤独は計り知れません。

この映画でデンジとマキマが涙した理由は、家族愛を描いた作品に自らを重ね、また登場人物を羨むきもちから涙が出てきたと考察できます。

デンジとマキマは初めて出会った時に抱擁を交わしており、マキマがナユタとして生まれ変わった後も抱きしめる様子が描写されています。

チェンソーマン第一部は、主人公と悪役が共通して欲していた「対等な関係の他人」を見つけてストーリーが終わるというとても綺麗な結末となっています。

伏線まとめ⑬マキマの部屋の絵画

マキマの家の玄関には大きな絵が飾られています。

これはジョン・ミルトン『失楽園』の挿絵で、地獄に堕ちるルシファーが描かれています。

旧約聖書の『失楽園』では大魔王サタンが人間を誘惑し神を背かせ、神への叛逆を成す物語です。

最高位の天使だったルシファーは自分よりも高い地位に神御子(キリスト)が就いたことに嫉妬し、多くの天使を率いて神に感逆します。

しかしその戦いに敗れてしまい地獄に落とされサタンになります。

その後、復讐として神の大切な創造物である人間(アダムとイブ)を堕落させるという復讐劇です。

このように失楽園の主人公は「ルシファー=サタン」です。

サタンは悪役ながら魅力的なリーダーシップを発揮しており、読み手も思わず応援したくなるようなキャラクターです。

そんなルシファーの挿絵をマキマが部屋に飾っているのは「作中の誰かをルシファーに見立てているため」と考察できます。

一体マキマは誰をルシファーとしているのかは複数の解釈ができるのですが、絵画のルシファーの姿は「真の姿のチェンソーマン」が1番近いです。

しかしルシファーは熾天使(セラフィム)という名前のため、チェンソーマンの眷属に同名のキャラクターがいる点は気になるところです。

ちなみにこの他にもチェンソーマンの作中では、ヨハネの黙示録など宗教に関係するネタが散りばめられています。

伏線まとめ⑭デンジの扉

作中では何度もデンジの心の中にある封印されたが描かれています。

この扉はデンジの悪夢の中や早川家の玄関として登場しました。

また、マキマに呼び出されたパワーが扉の前で待っているシーンでも現れ、デンジは履けるなのを戸惑いましたがマキマの命令によって扉を開けてしまったことでパワーはマキマに消されてしまいます。

その後マキマの精神攻撃によって、ついに「デンジの記憶の奥にある扉」が開かれます。

扉の向こうにあったのは、「幼いデンジが父親を殺した」という記憶でした。

このように何度も現れる扉はデンジの最悪な記憶を封じる存在として重要な伏線となっています。

伏線まとめ⑮岸辺が殺されなかった理由

第10巻でチェンソーマンがマキマだけを殺し、岸辺和の方を見てすぐに立ち去ったシーンがあります。

この際、チェンソーマンは岸辺のことを認識しているにもかかわらず、なぜ殺さなかったのでしょうか?

これはしっかりとした理由があります。

岸辺に稽古をつけてもらった際に、でデンジは岸辺から「次の作戦が失敗したら俺とマジバトルだ」と言われ、デンジは「そんときゃ俺は先生を殺さないで見逃してやるよ」と返しています。

真の姿となったチェンソーマンは自分の意にそぐわない人間を軒並み殺していますが、以前に見逃すと約束していた岸辺のことだけは殺さなかったということです。

ポチタはデンジの約束を反故にせずしっかりと守り切りました。

伏線まとめ⑯パンよりステーキ

デンジはデビルハンターになる前は極貧生活を送っており「パンにジャムを塗って食べるのが夢だ」と語っていました。

マキマにスカウトされデビルハンターになったデンジは、夢だった「パンにジャムを塗って食べる朝食」を約束され、それが普通になっていきました。

以前は1日の食事すらままならなかったデンジですが、物語の終盤では夢だった「ジャムを塗った食パン」にはすでに飽きていて本当は毎朝ステーキを食べたいと告白しています。

この望みもデンジの「ジャムパン」の夢を叶えたマキマによってすぐに叶えられるようになります。

それが「マキマ定食」です。

デンジはマキマを完全に倒すために毎日のように肉料理を食べる日々を過ごします。

その後、以前は泣きながら「ステーキを食べたい」と語っていたデンジが「しばらく肉は食べたくない」と岸辺に相談するほどになっており、デンジの望みを図らずともマキマが叶えてしまう、そんな伏線が隠されていました。

伏線まとめ⑰指を噛むマキマ

物語の序盤で「目が見えなくなっても噛む力で私だってわかるくらいに覚えて」と言いながら、マキマがデンジの指を噛むシーンがあります。

このシーンは作中でもかなり印象的でしたが、これも重大な伏線となっています。

先ほども紹介したようにマキマ(支配の悪魔)はデンジに食べ尽くされて消滅します。

その後、支配の悪魔はすぐに「ナユタ」として転生し、それを知った岸辺が中国から日本に攫ってきます。

そんなナユタと初対面したデンジですが、指に噛みつかれたことでナユタがマキマと同じ支配の悪魔であることに気が付きます。

「目が見えなくなっても私だとわかるくらい覚えて」とデンジに噛む力を覚えさせていたマキマですが、本当に覚えてたデンジの「」に驚愕する状態でした。

伏線まとめ⑱食べられたかったマキマ

マキマはチェンソーマンを支配し、その力で自分が不要だと思うものを世界から消して、自分にとって都合の良い世界を作ろうとしていました。

しかしその一方で、チェンソーマンに食べられてチェンソーマンの一部になることも同時に望んでいました。

しかしマキマは過去に2回もチェンソーマンに殺されていながら、なぜか食べられることはありませんでした。

「食べるチャンスがあったのになぜ私を食べないのか?」と問いかける場面もあり、本当にチェンソーマンに食べられることを望んでいたようです。

そんなマキマですが、最終的にチェンソーマンではなくデンジに食べられてしまいます。

マキマは「食べられる」ことを自ら望んでいたので、食べられるという行為は攻撃に該当せず、総理大臣との契約が発動しなかったのでしょう。

しかし顔もニオイも覚えてないデンジに食べられてしまったのは屈辱だっだと考察できます。

チェンソーマンがマキマを食べなかった理由については、また別の記事で解説します。

伏線まとめ⑲最悪な死に方

未来の悪魔との契約時に「最悪な死に方をする」と言われていた早川アキ。

そんな彼の死に方についての伏線を紹介します。

アキは契約の代償に大きな見返りを求めることで有名な「未来の悪魔」から「お前は未来で最悪な死に方をする」と予言され、その死に様を生で見たいというだけの理由で、大きな代償もなく契約を結びました。

アキは銃の悪魔に家族を殺されたことから、それ以来ずっと家族の仇を討つチャンスを伺ってきました。

しかし、デンジとパワーの死を恐れた結果、そんなチャンスを棒に振ってまで銃の悪魔の討伐作戦には「不参加」の意思を示しました。

その後、アキはマキマに助けを求めたことで、その体を支配され、銃の悪魔に死体を乗っ取られた「銃の魔人」の姿となってしまいます。

その結果、家族の敵討ちを諦めてまで守りたかったデンジやパワー、そして街の人々を殺して周り、最後はデンジのチェンソーに突かれて亡くなりました。

やっと毎日が楽しくなってきた矢先、未来の悪魔の予言どおりに「アキにとっての最悪な死に方」をしたのです。

チェンソーマンで伏線回収されたエピソード

チェンソーマンは血しぶき壮絶バトルと愛すべきキャラたちが織りなすダークであり、ギャグも程よく織り込んだ少年漫画です。

ただそれだけではなく、ストーリーに散りばめられた意味深な伏線が、チェンソーマンの世界にのめり込ませる媚薬となってジワジワ効いてきます。

言ってみれば、この伏線を用いたストーリー展開こそがチェンソーマンの真骨頂と言っても過言ではありません。

伏線となるセリフや仕草などが、物語のダークさを助長させる役目となり、気がついたら「伏線の回収」を望む人間として支配されています。

では、ここからコレまでに伏線回収されたエピソードを取り上げてみたいと思います。

伏線①マキマの正体

あらゆるものを操る力を持つ
1番強い
内閣総理大臣と契約している
自分への攻撃は、日本国民の死に変換できる

伏線「マキマの正体」の答え
マキマ = 支配の悪魔

先ほどの章でも登場した“ラスボス”ことマキマは、デンジが1番最初に出会う主要キャラで、デンジが異性として惹かれて部下になることでチェンソーマンが本題にシフトします。

チェンソーマンの力を使い「無くなった方が幸せになれるもの」を全て消すという野望を持ちます。

伏線②刺客から狙われるデンジの心臓

デンジは連載初期から常に命が狙われています。厳密にいうと心臓が狙われています。

デンジの心臓といえばポチタ。

ポチタはチェンソーの悪魔で、デンジと契約した時に彼の心臓となり、呼び出されるとデンジをチェンソーマンに変身させることができます。

その力を使って野望を果たそうと行動しているのが“支配の悪魔”のマキマ。

デンジの心臓を狙う刺客たちは、デンジを殺したいのではなく、マキマの野望を邪魔することが目的なんです。

即ち、デンジを殺しにくるものたちの目的はマキマの計画を止めに来ているという伏線回収となります。

伏線③「開けちゃダメだ」の扉

時々登場する謎の扉
奥から「開けちゃダメだ」と警告される
第82話でマギによって意味を明かされる

この伏線の答えは自殺したと思っていた父親の死体が扉の奥にあります。

実は、父親を殺したのはデンジです。

思い出したくないあまり、その記憶を無意識に心の奥底に閉じ込めて封印していたのですが、マキマによって開示されてしまいます。

「人類にとって最悪な平和 」= マキマに支配された「より良い世界」

伏線④人類にとって最悪な平和

マキマの計画は「亡くなったほうが幸せになれるもの」を無くし、「より良い世界」を作り、それを支配することが目的です。

伏線④キャラの名前

主要キャラの名前もしっかり伏線が入っています。

デンジ:天使(テンシ)に濁点をつけて、悪魔を退治する天使の強いバージョンにした

アキ:戦争などに用いる銃の種類”AK-47″のAKからで、アキは銃の悪魔になる

パワー:天使の階級。眷属の実在の名前。マキマのしもべである証明。

マキマ:チェンソーは木を取り除く道具、マキマから木(キ)を取ったら”ママ”。デンジの母性を象徴

チェンソーマン伏線を口コミ考察

『アメトーーク』のチェンソーマン芸人の時に、伏線が凄いという話題が一般的に広まったようです。

細かくみてみると、ちょっとした作画ミスなども「伏線か?」といってしまうネタで一般のファンは盛り上がっているようです。

今回のまとめ

と言うことで、今回はチェンソーマン1話の表紙に伏線が?ジャンプ連載開始時にラスボスがネタバレしている!

こちらのネタを調査してきました。

いかがだったでしょうか!

漫画もアニメも日序に人気が高いヒット作『チェンソーマン』だけに、関連するネタはすぐに話題となります。

今回は、チェンソーマンの最大の売りである”伏線”に注目してみました。

バトルあり、愛あり、ギャグあり!

チェンソーマンの魅力がより一層深まったと思います。

みんなで伏線考察して盛り上がるなんて、最高に作品を楽しんでいる証拠です。

これからの伏線に目を凝らして、いち早く考察ツイートしましょう!

ラブリツフォローの嵐に見舞われます。

それではここまで読んでくださり、有藤ございました。